8月23日(金)8月24日(土)三重県で行われた日P大会に、副会長の浅野さん、鈴木さん、芝原さん、吉田さん、2月に県P大会で実践発表をしてくれる尾崎顧問、宮本さん、事務局の山田先生、大石さん、そして堀住の9名で参加をしてきました。
23日(金)は、四日市市民文化会館にて、特別第2分科会 京都造形芸術大学教授 山﨑亮氏講師による「いま 社会教育に何が可能か」との演題にて講演を拝聴しました。
自分たちが暮らす街や公園を、自分たちの力でプロデューサーし活性化していくコミュニティーデザインについての話でした。今まで、私にとって公園は気分転換やなんとなく遊びに行く場所でしたが、コミュニティーデザインの話を山﨑亮教授より拝聴し、公園へのイメージが変わりました。公園を市民の力で、人が訪れるようになる公園に変えていく。市民団体が公園で継続してイベントを開き、そのイベントに訪れる人がファンになり人が増える。その公園で別の市民団体が別のイベントを開き同じ様に人が増えていくことで来園者数が増加していく。また別の公園では、公園内に整備されていない敷地を置き、その場所を、希望する市民が、自分たちが行いたいイベントに合わせて草刈りから会場づくりをする。ディズニーランドは、開演当初は来場者数が多かったが時間の経過とともに来場者数が減少する。新しいアトラクションを入れると来場者は増加する。このような話を伺い、遊具や施設が充実している公園に人が集まるとは限らず、人と人との繋がりが、人が集まる活気のある場所を作り出すことを知りました。私たちPTA活動も同じで、親同士の繋がりが、学校を支える活動へと繋がると思います。そして、学校と連携しながら地域とも協力し、PTAから魅力のある催し物の企画することも人が集まる場所を作り出すと思いました。
もうひとつ、シャッター街になった商店街活性化のプロジェクトについて話がありました。空き地や駐車場を利用し、市民団体がイベントを企画して人を呼び込む。地元の人が昔から経営するお店の片隅で、若手が自分の売りたいものを売る。クリーニング屋と餃子屋、下着屋とケーキ屋が一緒の店にある感じです。地元の人が若手と知り合い繋がりができ、若手が育つ。また空店舗を利用して料理教室を開き、料理をたくさん作って、夕方から持ち寄り試食会を開く。自分たちが作った料理をコミュニケーションツールとして人がたくさん集まり会話が生まれる。
山﨑先生から、自分の得意分野を活かし発信することで、今まで知らなかった人と繋がりその輪が広がりコミュニティーを作ることを教えてもらいました。そのコミュニティーが出来上がるまでの過程をワクワクしながら話を聞きました。PTA活動を活性化する様々なヒントがありました。今後に活かしていきたいと思える講演会でした。
日P大会2日目は、朝から雨が降る中(雨男?女?は誰だったんでしょう…笑)宿泊先の四日市から近鉄とバスを乗り継ぎ2時間程かけて、全体会会場、伊勢市にある三重県営サンアリーナに向かいました。会場では、開会式の後、記念講演としてヴァイオリンニスト・作曲家の川井郁子氏が、引っ込み思案だった子どもの頃、自分を上手く表現することが出来なかったこと、そんな自分の感性を認めてくれた先生との出会いや、子育てによって嫌な思い出だった自分の幼少期がいとおしいものに変わったとのお話をしてくれました。また出産を期に始めた社会奉仕活動の様子を語りながら、素敵な曲の数々を演奏してくださり心が癒される時間を与えてもらいました。
そして、二日間、市P連メンバーの皆さんとご一緒させてもらい終始賑やかにお話もできて、コミュニケーションを深めることもできた有意義な日P大会でした。お忙しい中時間を作って一緒に行ってくださった皆さん、ありがとうございました。そして切符の手配から旅の計画まですべて面倒をみてくれた事務局の大石さんに感謝します。
静岡市PTA連絡協議会
会 長 堀住 京子