御礼の辞(おれいのことば)
暖かな日が差し込み、正門の桜のつぼみもふくらみ始め、春の訪れを感じる頃となりました。
本日ここに、平成二十六年度清水江尻小学校の卒業式を迎え、卒業生の保護者を代表して、御礼の辞(おれいのことば)を述べさせていただきます。
本日は、私たちの子どものために、盛大なる卒業式をとりおこなっていただき、誠にありがとうございました。校長先生をはじめ、教職員の皆様、そして、在校生代表の皆さんに、保護者一同、心より感謝申し上げます。
また、ご来賓の皆様におかれましては、公私ともご多用中の中、ご臨席を賜りまして、誠にありがとうございます。皆様から頂きました心温まるお祝いや励ましのお言葉は、卒業する子どもたちの胸に深く刻まれたことと思います。
そして、地域のみなさまにおかれましては、学校内のみならず、登下校の際にも子どもたちを見守っていただき、ありがとうございました。子どもたちが安心して通学できましたのも皆様のお声掛けのおかげと感謝しております。
今、改めて子どもたち一人ひとりの顔を見ますと、六年前の入学式の幼いおもだちから、ずいぶんしっかりした頼もしい表情に成長していることに気付きます。
「光陰(こういん)矢のごとし」と言いますが、まさにこの六年間、保護者である私たちには、あっと言う間の日々でした。子どもたちにとっても、身長が伸び、体格が大きくなるとともに、心もめざましい発達を遂げた六年間だったと思います。
思い起こせば、六年前にはまだ幼くあどけなかった子どもたち。ピカピカのランドセルを背負って、小学校の校門をくぐっていったことが昨日のことのように思い出されます。
運動会での組み体操。仲間と力を合わせ、しっかりと足を踏ん張り、自分の役割をきっちりと果たす姿に私たち保護者も忘れていた熱いものがよみがえり、込み上げてくるものを抑えることはできませんでした。
たくさんの素敵な想いがあふれた二分の一成人式。子どもたちが将来の夢を話す姿は家庭で見せる甘えた姿ではなく、立派な上級生の姿でした。
そして、忘れてはならない音楽発表会。各クラスでの、心をひとつにしたあの歌声。合唱はもちろんですが、男子と女子が、それぞれのパートを、体全体で、気持ちを込めて歌っている姿に、胸を打たれ、感動の涙を出したこと、忘れられません。
これらの行事以外にもたくさんの行事を通して、子どもの成長を実感し、数え切れないほどの感動と感激を味わうことができたことは、保護者としてこの上ない幸せな日々でした。
これもひとえに先生方の親身で、熱心なご指導のおかげと心より感謝いたしております。
また、子どもたちのより良い環境を整えるために、骨身を惜しむことなくご尽力頂いたPTAの皆様、地域のボランティアの皆様、徹底した衛生管理のもと、栄養満点の美味しい給食を毎日作ってくださった給食の先生方。
皆様のお力なしに、今日のこのよき日を迎えることは出来なかったことでしょう。心から感謝申し上げます。
さて、卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。四月から、皆さんは中学生ですね。
私の好きな言葉に、「夢は努力の結晶」というのがあります。夢は自分で諦めてしまったら
絶対に叶いません。でも、いつまでも諦めなければ叶うかもしれません。何故なら、夢がある人は夢に向かって常に努力しているからです。
世の中は大きく変わっています。
今までできなかったことが、これからはできるかも知れません。どんなことでも諦めずに、前を向いて歩いてください。
校長先生、そして先生方。巣立っていく子どもたち、未来を作る子どもたちのために、どうかご尽力くださいますよう、お願いいたします。
最後になりましたが、江尻小学校のますますのご発展と、校長先生はじめ、先生方のご健康を心よりお祈りいたしまして、御礼の辞(おれいのことば)と、させていただきます。
本日は、誠にありがとうございました。
平成二十七年三月十九日
第百三十三回 卒業生保護者代表
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