このたび、平成23年度静岡市PTA連絡協議会(以下市P連とします)会長に推挙していただきました尾崎行雄でございます。私は葵区の中山間地の出身で、高校1年生の娘と中学1年生の息子の父親であります。所属PTAは、今年より清沢小学校から藁科中学校に移りました。
私は、これまでの5年間市P連にお世話になり、理事を3年、副会長を2年務めさせていただきました。この間、学校応援団運営協議会や通学区域審議委員会、学校給食検討委員会、特別支援教育体制整備検討委員会など様々な対外団体へ出向させていただく中で、子どもたちを取り巻く環境整備について多くのことを学ばせていただきました。中でも昨年度、静岡市長への意見具申をまとめた青少年問題協議会では関係行政機関や学識経験者の多くの方々と協議する機会を得られ、子どもたちが直面する問題と解決の方向性を検証することができました。
現在、情報化の急激な進展による利便性の影に潜む様々な問題や雇用環境の変化による将来への不安など、子どもたちの生活環境は著しく変遷し、いじめや不登校をはじめ、犯罪の低年齢化、ニートの問題など、自分の居場所が見出せない子どもが増えているのが実情です。さらに価値観の多様化にともなう大人(親)自身の変化が家庭の教育力の低下に大きな影響を及ぼし、その結果、「人間関係の希薄化」「社会性の欠如」「規範意識の低下」が子どもたちの課題としてあげられています。
このような状況にあっても、家庭には子どもを健全に育てる重要な責任があると考えます。しかし、個々の家庭の努力だけでは立ち行かない現状にあることも事実です。だからこそ私たちPTAの組織が互いに連携を図りながら情報を共有し合い、「夢を抱けるような子どもたち」を育むために活動していきたいものです。また、家庭という土壌を支えていただくために学校・地域・企業・行政などの様々な団体や組織をつなぐ役目も私たちPTAは担い、子どもたちが育ちやすい環境を整えていくために社会ぐるみで協働していただくように促していくことも大切な責務であると考えます。
「すべては子どもたちのために!」を念頭にPTA活動を展開していきましょう。
各学校のPTA活動、各ブロックの活動、そして市P連の活動と組織は膨らんでも根底に流れる理念はどの活動も同じはずです。子どもたちのため、より良い教育・生活環境の構築に向けてPTAが盛んに情報を交換し合い、話し合いましょう。
終わりに、私は小学生以来「行雲流水」という言葉が好きです。こだわりも大切ですが、雲が行くように水が流れるように大局を見据えていきましょう。一年間よろしくお願いいたします。
静岡市PTA連絡協議会会長 尾崎行雄
「夢に向かって生きる子どもを共に育てよう」
~未来ある子どもたちを社会ぐるみで育んでいく環境づくりをしよう~
平成23年度 静岡市PTA連絡協議会 活動方針
家庭は、基本的な生活のリズムを身につける場です。その中で子どもは親の姿を見て育ちます。起床、食事、労働、くつろぎ、就寝など、親が規則正しく生活をしている姿を子どもに見せる必要があります。子どもの頃に体で覚えた生活のリズムは、一生身につくものといわれています。
PTAでは、「あいさつ運動」とともに、基本的生活習慣の再確認を含めて「親のふりかえり運動」も推進していきます。
自然体験活動や地域の行事などに参加し、いろいろな人とふれあい、多くの体験をすることは、子どもの心を豊かにし、社会性が身についていきます。失敗体験も大切です。成功も失敗も共に体験することで親子のきずなが深まり、親自身も新しい発見をして子どもから元気をもらうことができます。PTAでは、各地で活動されている「親父の会」や「自然教室」などを紹介して、親子の体験をとおして交流の輪を広げることを推進していきます。
社会環境が急激に変化し、価値観も多様化していく中で悩みを抱える家庭も少なくありません。公・民ともに相談機関や支援機関が設置されていますが、ためらう親もあります。そのため、交流を広げ、情報交換をすることが大切と考え、学校・地域・企業・行政のできることを提供していただくように、PTAは積極的に求めていきます。
各学校のPTA役員の集まりで成り立つPTA連絡協議会であります。各学校のPTA活動を進める中での問題を話し合い、お互いに手伝い合うことのできる環境づくりを推進します。
全国のPTA組織を認識し合うとともに、平成24年度の関東ブロック大会を見据え、静岡県PTA連絡協議会との連携を深め、情報の共有を図っていくようにします。
平成23年度も市P連活動にご協力ご支援お願い申しあげます。 以上
ブロック | 役職名 | 氏名 | 所属PTA |
5 | 会長 | 尾崎行雄 | 藁科中 |
3 | 副会長 | 杉山 純 | 竜爪中 |
6 | 副会長 | 北川 徹 | 大里中 |
12 | 副会長 | 浅野勝哉 | 蒲原中 |
1 | 副会長 | 堀住京子 | 駒形小 |
文章 | 母親委員長 | 文章 | 文章 |
1 | 理事 | 石垣知恵子 | 籠上中 |
文章 | 環境教育委員長 | 文章 | 文章 |
2 | 理事 | 土屋雅裕 | 葵小 |
文章 | 成人教育委員長 | 文章 | 文章 |
3 | 理事 | 紅林和秀 | 観山中 |
文章 | 保健体育委員長 | 文章 | 文章 |
4 | 理事 | 望月恒男 | 大河内小・中 |
5 | 理事 | 大橋範明 | 服織中 |
6 | 理事 | 佐藤弘幸 | 南中 |
7 | 理事 | 小杉裕昭 | 高松中 |
文章 | 校外生活育成委員長 | 文章 | 文章 |
8 | 理事 | 佐藤朋樹 | 長田東小 |
9 | 理事 | 吉田光宏 | 清水有度第一小 |
文章 | 広報委員長 | 文章 | 文章 |
10 | 理事 | 新屋洵一 | 清水不二見小 |
文章 | 会計 | 文章 | 文章 |
11 | 理事 | 坂本 聡 | 清水飯田中 |
12 | 理事 | 杉山 敏 | 蒲原西小 |
9 | 顧問 | 佐野嘉則 | 清水有度第一小 |
監査 | 山﨑浩司 | ||
文章 | 金子久美子 |