8月22日(金)23日(土)の2日間に渡って、長崎県で、第62回 日本PTA全国研究大会 長崎大会に行ってきました。
参加者は、鈴木副会長、藤田副会長、大石副会長、戸塚副会長、芝原監査、山田事務局長、大石真理さん、西奈中P会長 諸我さん
末広中P会長 浦田さん 西奈南小P会長 大石さん と堀住で参加してきました。
8月22日(金) 第1分科会(組織運営) 諫早市中央体育館
諫早市小栗小学校育友会が、平成19年度まで、本部役員5人を会長1名副会長4人、顧問1名で運営していた組織を、平成20年度に改革を行い、会長1名副会長16人顧問2名にての運営に変えた実践発表。
本部役員の人数が多くなると、少なった時の保護者からの意見「役員をやってみたいけど声が掛からない」「仕事をしているので出来ないのでは」「役員をやって知らない人ばかりだと不安」と言った声を解消できる。欠点は、「情報の共有が難しく、人数が多くて意見が纏まり辛い。」また利点は、「個人の負担が軽減した。」「いろんな意見が出るようになった」「学校や先生を身近に感じるようになった」等が上げられた。
本部役員を経験する人数が増えたことで、親同士の輪が広がり、地域へ感謝する親も増える。いつも同じ顔ぶれが本部役員をやるのではなく、沢山の保護者が経験することで、学校と子ども、地域への理解が深まると感じた。その後のワークショップも全員参加型のもので、全国から集まった皆さんからのPTA活動への本音が聞くことができ、共感することも多く有意義な第1分科会だった。
8月23日(土) 全体会 長崎県立総合体育館・長崎ブリックホール
記念講演「子は育ち、親も育つ。楽しまなきゃもったいない。」
講師 高野 優 氏 育児漫画家/NHK教育テレビ司会
まず最初に、開会式において、尾上日P会長、東川大会実行委員長、富岡文科大臣政務官、長崎県知事、市長から挨拶があった。そのなかでも、東川大会実行委員長の挨拶で、県の取り組みとして、現代社会の様々な問題下におかれている子どもたちを守り育てるために、家庭教育力をいっそう向上させようと、小グループに分かれての「教職員と保護者の話し合い活動の推進」を県内500余の単位PTAで進めている。との話が印象的だった。
記念講演は、育児漫画家 高野優氏「子は育ち、親も育つ。楽しまなきゃもったない。」との演題で、お話をしながら、その様子をその場で絵に表現して見せてくださると言った手法で、ユーモアたっぷりの講演でした。
ご自身の3人の子育ての経験と自分の幼少期の頃の、お話をしていただいた中で、「思春期に、子どもがイライラしてドアを締めたり階段を登ったりする時に大きな音をたてるのは、子どもがもっと自分を見て欲しい、関心を持って欲しいとのサインで、大きな音はダンスのようなものだ。もがいている子どもに対して、親も土俵から降りて見守る。」思春期真っ只中の子どもの反抗的な態度に、親として、つい頭も感情がカァッと熱くなることがありますが、ひと呼吸して子どもの気持ちを受け入れる気持ちの余裕が大切だなぁと改めて感じました。
そして高野氏は、最後に、親が温かい言葉をかけ続けた子ども、苦しい時に大丈夫だよと言ってもらった子どもは、20年後に大きな壁にぶつかってもその壁を登っていける子どもになるとの言葉で話を締めくくりました。
長崎大会に参加して、PTAとして保護者同士はもちろん、教職員の方々と話し合うことで、お互いの理解が深まり、今まで見えてなかったものも見えてくるのではないと思いました。そしてPTAは、その時期その場所に、たまたま集まった親たちが自ら学び考え、学校・地域と連携して子どもたちためによりよい教育環境を作り出す組織であり、その活動は、子どもたちに還元させるだけでなく、大人同士の達成感と絆づくりにも繋がっていくと強く感じました。
9月を迎え、どこの小中学校も、学校行事やPTA行事で忙しい日々を送ることでしょう。これから市P連も、全体会長会、市P大会に向けて、理事会メンバーの皆さんと心を一つにして頑張っていきたいと思います!