日時:9月17日(土)11:30~17:00
会場:中部電力浜岡原子力発電所
参加者:校外教育委員ほか10名
随行者:静岡エネルギー・環境懇談会 川島専務理事
静岡駅南口から出発し、静岡エネルギー・環境懇談会の川島専務理事にご添乗いただき、浜岡原発の視察に行ってまいりました。
バスの中で川島さんから先ずは原子力について理解してもらいたいという事でDVDで学習しながら浜岡へ出発。(恥ずかしながらキュリー夫人が原子核の研究をされていたことを実は初めて知りました)浜岡原発に到着したところで中部電力の社員の方2名と合流し、そこからは中電社員の方の説明を受けながら行動しました。
先ずは浜岡原子力館内で原子力発電の構造や周りの環境、福島原発事故を教訓に、これまでの浜岡原発の防災対策よりも更に「万が万が一」を考えてそこに加えて防犯対策も徹底していることをお話くださりました。
その後、浜岡原発敷地内を専用バスで移動します。その前に浜岡原子力館に隣接する郷土展示場のロッカーに携帯電話やサイフなど、持ってきたすべての荷物を入れて(間トイレもないので済ませて)中電の方からお借りした入館証とロッカーの鍵を首にかけ、手ぶらでの出発です。
万が万が一のための防波壁、防火壁そして小高い山に囲まれた敷地内 コマーシャルで見る扉を経由し5号機館内へ。まるでウルトラ警備隊の基地みたいな操作室を見学させていただきました。敷地内は警察官がパトカーで巡回してました!24時間交代で常駐しているそうです。
帰りのバスでは日本のエネルギーについての公演DVDを鑑賞し無事静岡駅に到着しました。
最後にバスで往復移動すること片道およそ1時間弱。しずてつジョイステップの運転手さんの安全運転で無事に往復できましたこと、心配していたお天気も何とか大丈夫だったこと、何もかもに守られ本当に良かったです。
皆様のご協力に深く感謝申し上げます。
今回ご参加くださった単P会長、市P理事会の方々の感想を一部紹介させていただきます。
・浜岡原子力発電所の"今"を知ることが出来、大変勉強になりました。
・単P活動、ブロック活動にも展開可能ではないでしょうか。
・我が家では主人がかつて浜岡原発に協力会社として朝もハヨから通いつめており、防波壁はじめ水密扉や高台対策などの防水の仕事に従事しておりましたので何となくは聞いてましたが、実際見ると聞くとでは...。
・高さがあんなにあるとは驚きです。
・従来の原発安全神話を鵜呑みにせず、徹底した管理、対策と常に向き合っている姿勢が頼もしく感じました。
・普段なかなか見られない施設を見せていただき、貴重な体験ができました。
・これでもかというくらい何重にも安全対策をしているのに驚きがあり、安心もしました。
・エネルギー資源の乏しい日本が、地政学的なリスクと、災害時の原発被害のリスクとを天秤にかけたとき、どちらの方がリスクを軽減できるのかというと、コントロールできない海外との付き合いよりも、日本で安全対策ができる原発被害のリスクなのかなと感じました。休日にきついなと最初は思っていましたが、とても丁寧な説明と、なかなか見られないものを見せていただき、勉強になりました。
・今回の研修は、企画者も参加者も、「主体的・対話的で深い学び」ってこういうものなんだなぁと実感する素晴らしい機会でした。
・今回の研修内容を子どもにも、頂いた資料を使いながらお話したいと思います。参加できたことに感謝致します。