このたび、平成22年度静岡市PTA連絡協議会会長を拝命いたしました佐野嘉則でございます。かなり力不足ではありますが、大役を務めさせていただきます。私は清水区の出身で、子どもは清水有度第1小学校におり、3人の子の父親です。
4年前から静岡市PTAにはお世話になり、保健体育委員会や会計などを担当させていただきましたが、静岡市が清水市と合併し蒲原町、由比町と広大な面積をもつ中で、地域によって抱える教育や子どもに関する諸問題も多岐にわたることを実感しました。また、私たちが小中学校の頃には想像できない諸問題や、子どもたちを取り巻く環境も急速な変化にさらされ、私たち大人は戸惑いさえ感じるのではないでしょうか。
こういう激変の時代、「守っていくべきもの」と「フレキシブルに変化に対応し変えていくべきもの」の見極めが大切に思います。「保留すべきもの」もあるかもしれません。しかし「心の教育」のように時代をこえて共通となるテーマもあると思います。
さて私は市P連の会長という大役をいただきましたが、当然、単Pの役員になったとき、そんなことは毛頭考えていませんでした。今からたった6年前のことです。知らぬ間に背中を押され偶然が重なり、気がついたら今の役割を与えられていました。
皆さんもおそらくですが、「PTA会長をやりたい」と崇高な熱意と意志をもってこの場にいらっしゃった方はどうでしょうか?あまり多くないと思います。ただ人生のなかで、なかなか経験できないことが出来るのは、将来自分を振りかえったとき自分の財産になるような気がしています。時間、体力、きつい時もあるでしょう。どうせやるなら一緒に楽しんでやりましょう。また私は、「PTAは来てくれた人、やってくれる人」を称え合う団体だと思います。明るく愉快に真面目にPTA活動をすすめていきましょう。
さて最後に、文部科学省の「心を育む5つの提案」をご紹介し、あいさつを終わります。
①「早寝早起き朝ごはん」「読み書きそろばん・外遊び」
②各学校の校訓を継続的に実践するとりくみを地域で応援する
③先人の生き方や本物の文化・芸術から学ぶこと
④携帯電話の使い方など家庭で生活の基本的ルールをつくること
⑤学校支援地域本部の活動などを通じて地域の力で教育を支えること
1年間どうぞよろしくお願い致します。
「今こそ創造のとき!子どもの健全育成のために」
~家庭・学校・地域の協働で子どもの未来を切り開こう~
平成22年度 静岡市PTA連絡協議会 基本方針
1 子どもと一緒に実践しよう。
子どもは親の鏡であると同時に、時代背景が強く映し出される存在ではないでしょうか?
携帯電話、ゲーム機、インターネットなど簡単に楽しめたり、仲間と連絡が取れたり、
欲しい情報が充分すぎるほど得られたり、本当に便利な時代になりました。
こういった「光」がある反面、「影」が問題となり、さまざまな社会問題がクローズアップ
されています。こういう問題への対処療法は大切です。
「教育は100年の計」といわれます。今から20年、30年後、今の子どもたちが保護者となった
時代を想像してみてください。今の「光」と「影」がさらに加速するとともに、新たな「光」
と「影」が未来の子どもたちに与えられるでしょう。そう考えると今を生きる大人として何を
教え伝え、子どもたちを育んでいけばいいのでしょうか?私は不変的なこと、例えば人間とし
ての「心の教育」であり「生きる力」を育むことではないかと思います。
そのためには私たち大人が 家庭〜隣近所〜学校〜地域 のなかで協働をはかり、子どもたち
を育んでいくことが有効なことではないでしょうか。
先日あるアンケートで「保護者の願う教職員像」についての問いがあり1位は「正しく誉めた
り叱ったりして欲しい」でした。しかし様々な教育の考え方があり多様化している時代です。
「何が正しいのか?」定義することが難しいのではないでしょうか?
現代は「個」を重視し「公」が軽視されやすく「個の権利の主張」が強く「公で果たすべき責
任」が忘れがちであるように思います。「公」が「個」を守ってくれていることにさえ気づか
ずに。それが他人への思いやりができないことや、人の痛みを感じられない「人間力の欠如」
につながっているとしたら大変なことです。今私たちが不変的に「正しい」と感じること、
「あいさつをする」「思いやりをもつ」「人の痛みを感じる」等を私たちが率先し、後姿を見
せることが子どもたちの明るい未来を創造していく第1歩であると信じます。
2 PTAのネットワークつくり 情報・問題共有を図ろう
静岡市PTA連絡協議会は、単位PTAから役員を輩出いただき、皆さんの代表として活動しています。静岡市等の教育行政について様々な諸会議に出席して意見を述べたり、PTAの活動に即した専門委員会で勉強しフィードバックを図ったり、静岡県PTA連絡協議会、社団法人日本PTA協議会と単位PTAの橋渡しを役割としています。
また教育の重要テーマについては皆さんの意見の集約をはかり提言していくことも大きな役割です。また単位PTA同士の意見・情報交換、ネットワークつくりも大きな使命です。実際のPTA活動は単位PTAが主役です。活動をすすめていく中での様々な諸問題をみんなで手伝いあえる環境づくり。本年度目指していきたい課題の1つです。
平成22年度も市P連活動にご協力ご支援お願い申しあげます。 以上
ブロック | 役職名 | 氏 名 | 所属PTA |
9 | 会長 | 佐野嘉則 | 清水有度第一小 |
5 | 副会長 | 尾崎行雄 | 清沢小 |
6 | 副会長 | 渡邉裕一 | 中島中 |
11 | 副会長 | 山﨑浩司 | 清水第六中 |
11 | 副会長 | 杉山香織 | 清水興津中 |
文章 | 母親委員長 | 文章 | 文章 |
1 | 理事 | 堀住京子 | 駒形小 |
文章 | 会計 | 文章 | 文章 |
2 | 理事 | 土屋雅裕 | 葵小 |
文章 | 成人教育委員長 | 文章 | 文章 |
3 | 理事 | 紅林和秀 | 麻機小 |
文章 | 保健体育委員長 | 文章 | 文章 |
4 | 理事 | 海野吉訓 | 賤機北小 |
文章 | 監査 | 文章 | 文章 |
5 | 理事 | 大橋範明 | 服織中 |
6 | 理事 | 北川 徹 | 大里中 |
文章 | 環境教育委員長 | 文章 | 文章 |
7 | 理事 | 小林満明 | 東豊田中 |
文章 | 監査 | 文章 | 文章 |
8 | 理事 | 嶋本和樹 | 長田西小 |
9 | 理事 | 戸塚裕一 | 清水有度第二小 |
10 | 理事 | 小林阿希良 | 清水小 |
文章 | 広報委員長 | 文章 | 文章 |
11 | 理事 | 杉山三郎 | 清水庵原中 |
12 | 理事 | 井川豊章 | 清水中河内小 |
顧問 | 柴田自由 |